お悩みサロン sukimaru

自己紹介① sukimaruを作ろうと思った理由

はじめまして、お悩みサロン sukimaruの野間口です。
まだまだ開業準備中ですが、今のうちから皆さんに私のことをよく知ってもらおうと思い、自己紹介記事を開業前から公開することにしました。

ミスマッチを防ぐためにも私のことをよく知っていただきたいので、私がどんな人間なのか・どんな人生を歩んできたのか・どうしてお悩みサロン sukimaruを作ろうと思ったのかなどについて、書ける範囲で書いていきます。
長くなると思いますが、お付き合いいただけると嬉しいです。

きっかけ①社会不安症の知人

今回の記事では、なぜお悩みサロンsukimaruを作ろうと思ったかについてお話します。
私がお悩みサロン sukimaruを作ろうと思ったきっかけはいくつかあるのですが、一番のきっかけは、社会不安症(社交不安障害)の知人の存在です。

個人の特定に繋がりますので、詳しいことは書けませんが、社会不安症を抱える知人と3~4年ほど定期的に対話を続けていく中で、その知人の電車に乗れない症状や、過去の嫌な出来事ばかりを思い出す症状が改善したことがありました。

そんな知人の様子を見たことで、「人の話を聞くことを仕事にしたい」と強く思いました。

きっかけ②適応障害

2つめのきっかけは、私自身が過去に適応障害を発症したことです。
私は新卒で入社した会社で適応障害になり、その会社を1年ほどで辞めています。
人間関係・業務内容・社内の文化、どれをとっても私に合わない会社で、現在の私からすると「そりゃ適応障害にもなるよ」という感じなのですが、当時の私は「周りはみんな社会人として頑張っているのに、どうして私はうまくやれないんだろう」と、苦しくてたまりませんでした。

私が最初の会社に居た頃にストレスに感じていたことは、以下の通りです。

・現任者が長期休暇に入るため、3か月で業務を引き継ぎされる
・入社前は優しかった上司から、入社後から急にいびられるようになる
・同じ部署の2人の仲が険悪で、出勤するとその2人が強い口調で喧嘩していることがある
・仕事でわからないことを質問すると、上司から怒られる
・上司から事あるごとに「女らしくしろ」と言われるが、実際に私がいわゆる”女性っぽい行動”をしていると馬鹿にされる
・他部署の上司が部下を大きな声で𠮟責していることが、週に数回ある

改めて書き起こしてみると、なんちゅう会社じゃという感じですね(笑)
当時の私は毎日相当なストレスを受けながら働いていたはずなのですが、恐ろしいことにストレスを受けているという自覚がありませんでした。

そして働きはじめて10か月ほど経った頃、突然「会社に行きたくない」という気持ちが湧いてきて、涙が止まらなくなってしまったのです。
そんな症状が出ても「なんとか頑張らなくては」と思い、2週間程度は涙を堪えながら仕事をし、どうしても泣いてしまうときはトイレで泣き、昼食は外で一人で食べるようにして、どうにか生活をしていました。その間も、毎晩のように家でわんわん号泣して「会社に行きたくない、会社に行きたくない」とずっと言っていました。

少し頑張ってみたものの、「ずっとこの会社に居ては、一生立ち直れないくらい心が壊れてしまう」と思った私は、すぐに心療内科の予約をし、診断書をもらい、会社に休職したいと申し出ました。
その後、2ヶ月ほど休職したものの、もう同じ会社に戻ることは無理だと悟った私は、産業医に相談した上で会社を退職しました。

はじめてのカウンセリング

退職後、自分の適職を知りたかった私は、キャリア・アンカーという診断を使ったカウンセリングを受けることにしました。
カウンセリングを受けるのは初めてで緊張しましたが、担当の女性がとても優しい方だったので、私も最初からかなり心を開いて話すことができたのを覚えています。

カウンセリングの当初の目的は「適職を知ること」だったのですが、担当の方が私のつらい経験を一緒に涙しながら聞いてくれたことで、とても気持ちがすっきりしましたし、「こんな風に話を聞いてくれる人が居るんだ!」と感動しました。

というのも、家族や友人以外のいわゆる”プロの方”で、私の話を親身に聞いてくれる人に会ったのは、その時が初めてだったからです。
私が通っていた心療内科の医師からは、私の話に対して「よくあること」「いろいろ言われるのは新入社員として注目されている証拠だから、その内なくなるよ」と適当にあしらわれ、会社の産業医とは面談時間も短く、素っ気なく対応されることがほとんどでした。

この時、適職診断の結果で「人の助けになる仕事が適している」という結果が出たこともあり、「こんな風に、人の話を聞く仕事をするという道もありかもしれないな」と思ったことを覚えています。

きっかけ③セクシャルマイノリティな自分

3つめのきっかけは、私自身がセクシャルマイノリティであることです。

別の記事で詳しくお話しますが、私はアロマンティック / アセクシャルを自認しています。
簡単に言うと、他人に恋愛感情・性的欲求を抱かないという、恋愛指向・性的指向です。

最近は当事者による発信や、ドラマ、書籍などの影響で、以前よりは認知されるようになりましたが、LGBTQという言葉の中に含まれていないセクシャリティであることも影響しているのか、まだまだマイノリティの中でもマイノリティだなと感じています。

福岡県で開催されたアセクシャルの講演会に参加した際に聞いた話では、心理的支援を行う場でも、支援を行う側に知識がないため「恋愛感情がないことなんてあり得ない」「気のせい」だと言われ、存在を透明化されることが多いようです。
当事者である私自身も、自分のような人間の存在を「無いことにされる」経験が多く、孤独を感じることが多かったです。

最近は交流会も増えてきたのですが、やはり頻度は少なく、他のマイナーなセクシャリティと合同の交流会であったり、開催場所が東京・大阪などの都会であることが多いです。

「当事者がいつでも安心して話せる場がなかなか無いのなら、私が作ればいいのでは?」というのが、お悩みサロン sukimaruを作る理由のひとつです。
交流会に参加するよりはお金がかかりますが、営業日であればいつでも当事者と1対1で対面で話せる場を作ることで、当事者の方や、いま悩んでいる方の支えになれるのではないかと考えています。

いろんな人が安心して話せる場所を

あれこれなが~く書きましたが、とにかくお伝えしたいことは「色々経験したうえで、いろんな人が安心して話せる場所を作りたいと思いました!」ということです。
今回の記事を読んで、少しでも「この人になら自分の悩みを話してみても良いかも」と思っていただけたら幸いです。
sukimaruでお待ちしています。野間口でした。

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